今回の帰国には3つの大きな目的がある。
その1。新しく作る仕事場の地鎮祭。
その2。来年4月にジョグジャカルタをはじめとするインドネシア数箇所で開催される美術展(国際交流基金主催で日本人アーティストが多数参加予定)の打ち合わせ。
その3。年末に愛知県美術館で開催される、私の個展の打ち合わせ。
今日はようやく、愛知県美術館で私の個展を担当されるTさんと会って打ち合わせができた。私の気持ちの中では今回のメインイベントともいえる大事な用件。
今までは、「美術を見る」つもりでこの場に足を運んでいたのだけれど、今日は違う。ここで「見せる」んだと思って会場を見ると、いつもとは違ったことがたくさん見えてくる。
私に与えられたのは愛知文化センターの10階、愛知県美術館の小ギャラリー。8x11.5mほどの空間。美術館だから天上が高い高い・・・。現在は「顔」をテーマに、大学の先輩にあたる奈良美智さんや、森万里子などの作品が展示されていた。
私はこの6月にフィリピン、バギオで発表した「ヒトの交換プロジェクト=The Back of Affection」と、新作を発表する予定で、プランをTさんに説明。忙しい中でも私の活動をブログで見ててくださるTさんは、交換プロジェクトの背景もよくご存知なので、話が早い。今日はキドラ親父が作ってくれたドキュメント・ビデオも見せ、愛知美術館でも同様にこのビデオもインスタレーション作品と共に展示することに決まった。
展示に使えそうなパネルや展示ケースなどのチェックのため、美術館の裏にある倉庫にも連れてってもらった。初めて入る「奥の間」には、たくさんの展示パネルやケースが保管されていた。使いたいものがあれば、今のうちに「ツバつけとく」ことができるそうで、おおまかに使えそうなモノの確認も済ませた。
会場のサイズ測定を終えると、だんだんと展示プランが現実味を帯びてくる。展覧会は11月中旬だけれど、インドネシアから作品を送ることを考えると、すぐにでも制作にとりかかりたい気分。まずは今日の測定から図面を作り、作品を図面に落としながら展示プランをたてていくことになる。
ワクワクもありつつ、緊張感も出てきた美術館視察だった。帰国してる間に、もう少し展示空間を把握しておきたいな~と思いつつ、今日のところは帰宅。名古屋の繁華街、栄を通るとなんともすごい人の波。そうか今日からバーゲンか・・・。一気に日本の現実に身をおいた気分で、疲れてとっとと家に戻った。田舎暮らしの身には、いきなりの人込みはしんどい。
ちなみに、今日見てきた愛知美術館の企画展「美術の森」はなかなか見ごたえがあった。三重・岐阜・愛知美術館のコレクションから選ばれた作品の展示で、中でも中央の展示室の壁を取っ払って、かなり広い一室をつくり、伊藤公象の作品がフロアーに並んでいるのはフワ~っと空気が流れてるようで気持ちがよかった。



















































